日本財団 図書館


鉄道事業者のその他のコメント
・英語による異常時案内はしていない
・障害者への配慮をしている例は特になく、要望があれば取り入れたい
・天災などに備えて、対応する訓練を行っている
・都市側の情報は、自社ビルに関してのみ案内する場合があり、逆に鉄道側の情報を都市側(自由通路も含む)で案内することはない

 

異常時伝達方法のうち視覚による方法の詳細と特徴は以下のとおり。
a)急告板:視覚による提供方法のもっとも一般的な方法で、急告板と呼ばれる可搬型のサイン。異常時には改札周辺の目に付き易い位置におかれ、日常と異なる風景を作りだし誘目性も高い。
b)電光表示板:LEDなどの発光装置による常設型の可変表示器を使用した案内。入力を迅速に行うため、前もって用意している定形文章を選択したり、一部を変更するだけで対応できるよう計画されている。
用意されている表示文章例( )内の文を選択または入力する。
○ご案内 只今JR線は各線区運転を見合わせています。お客様には大変ご迷惑をおかけいたしております。
○お知らせ 只今JR線は各会社線(市営地下鉄・相模鉄道線・東急東横線・京浜急行線)に振り替え輸送をいたしております。振り替え票は各改札口でおわたししております。
○ご案内  東海道線は( )のため運転を見合わせております。お客様には大変ご迷惑をおかけいたしております。案内放送にご注意下さい。
○市営地下鉄線は只今( )のため運転を見合わせております。

 

062-1.gif

 

c)ファックス方式:駅事務室より用紙に書かれた内容を、ファックスと同様の仕組みで駅構内に常設されている複数の表示装置に拡大表示するシステム。手書きの情報を遠隔で提供できるため、現状では一番速く対応できる。あまり目だたない。

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION